これ、実際にあった話なんです……。
数学の勉強に役立ててもらおうと思って、
気合いを入れて作った数学の動画をYouTubeにアップしたんですよ。
動画の長さは、およそ30分。
山﨑としては、
「これを見て勉強してくれれば、きっと進めやすくなるはず!」
と思って気合いを入れた作品でした(笑)
説明の流れや使う言葉をできるだけ易しい言葉にし、
途中の計算も、丁寧になるべく省略しないように作りました。
ところがです。
YouTubeの視聴時間を確認してみたら、
見られていたのは、
たったの1、2分。
いやいや、ほとんど最初しか見てないじゃん(笑)
正直、かなりショックでした。
困りました。
動画を見て勉強してくれると「思っていた」あの頃
今は、数学の解説動画がたくさんあります。
YouTubeにもありますし、
学校や塾が用意している動画もあります。
分からないところを何度でも見直せる。
止めたり、戻したりできる。
動画そのものは、かな~り便利なんですよね……。
でも、便利な教材があることと、
その教材を実際に使えることはまったく別ものです。
30分の動画をプレゼントしても、
再生してもらえなければまったく意味がないです(笑)
再生しても、1、2分で止まってしまえば、
こちらが伝えたかったところまで届かないわけです。
作った側だけが、
「よし!良い動画ができたぞー!!!」
と、自己満足して終わっているだけなのです爆
大事なテストの前であっても……
最近も、こんなことがありました。
高校3年生にとって、
進路にも関わる大事なテストが近づいていたときのことです。
当然、かなり勉強するもの…だと思っていました。
授業と授業の合間の休憩、
切羽詰まった受験生なら単語帳にかじりついたり、
過去問を少しでも解いたりする……のが普通名のはずですが
友達と話していたり、YouTubeを見ていたり。OMG
うーん……。
少なくとも、私が考える「大事なテスト前の動き方」には見えませんでした。
もちろん、息抜きも必要です。
ただ、やるべきことは山のようにあるし、
学び直しのために用意した動画もたくさ~んあるのに…
なかなか自分一人では取り掛かれないんですよね^^;
必要な人ほど、動画を一人で使いにくい
勉強が得意で、自分で計画を立てられる子なら、
動画を渡すだけでも進められると思います。
実際にそういうお子さんもいますし、
現にうちの生徒たちはそうです。
必要なところだけ見て、
問題を解いて、
分からなければもう一度戻る。
これが自分でできます。
でも、そうでない子の場合は、
どの動画を見ればよいか分からない。
30分を見るのがしんどい。
見ても、どこが大事なのか分からない。
そして、見終わったあとに何を解けばよいか分からない。
そんなことがあります。
前の記事でも書きましたが、必要なところまで戻ること自体は、恥ずかしいことではありません。
ただし、戻る場所と、戻ったあとにやることが分からなければ、
一人で進めるのはかなり難しいです。
せっかく用意した動画も、
そのままでは無用の長物になってしまう。
しかも、動画が必要な子ほど、
動画を一人で使うのが難しいこともあるんです。
ある程度の「強制力」は絶対に必要
ここは少し厳しく聞こえるかもしれませんが、私は、
ある程度の「強制力」は必要だと思っています。
もちろん、無理やり長時間やらせるとか、
できないことを責めるとか、そういう意味ではありません。
この時間は勉強する。
この場所に来たら、まず動画を見て、問題を解く。
分からなければ、その場で質問する。
ひと言で言うと、
「やらなきゃならない環境に身を置く」
ということです。
「そのうち自主的にやるようになるだろう……」
と待つのも一つですが、それだととにかく時間がかかる。
それに待っている間に、分からないところはどんどん増えていきますよね……
ということで、
結局どんなに良い教材があっても、
どんなに分かりやすい動画があっても、
使わなきゃ意味がないわけなので、
プレゼントして終わるだけでなく、
使ってもらう環境
を用意する必要があると感じた出来事でした(笑)
でも、できればもう少し見てほしかったですけどね(笑)
それでは。
また別の記事で。
オンライン理系専門塾プロパス
山﨑慎太郎(数学・物理担当&心理カウンセラー)

