「動画に同じ問題がなかったので解けませんでした……」と言ってきた子に、私が伝えた「あるひと言」

勉強法

自宅の書斎にて……現時刻は23:58

先日、ある高校で行っている「反転自学習講座」という講座で、
こんなことがあったんです。

※反転自学習講座とは、とある通信制高校で実施している、
短い授業動画と演習をセットにした講座です。

数学Ⅰの内容である「絶対値の記号」の問題を解いている子が、
演習問題が解けなかったのか、質問に持ってきたときの話です。

山﨑「どした?」

生徒「これ、動画に同じ問題がなかったので、解けなかったんですけど、どうやって解くんですか?」

解けなかった問題を見てみると、あることが分かってしまったんです。

山﨑「これ、最初からちゃんと動画見てないでしょ?(笑)」

と聞くと、

生徒「はい……飛ばしました(苦笑)」

という感じで、きちんと私が作った動画を見ていなかったわけです。

「おいおい……(苦笑)」という感じでしたが、
やっぱり動画学習って、こういうことが起こっているわけです。

「動画と同じ問題がないと解けない」問題

私が用意している演習問題には、
動画には出てこない問題も入れてあります。

その理由は、
きちんと動画を見て内容を理解しているのか?
を試すため。

単純にやり方だけを真似することを防止するために入れています。

もちろん、動画をきちんと見て理解していれば、
ちゃ~んと解けるような問題になっています(笑)

今回、その子がどこで止まっていたかというと、
具体的な数字だったら絶対値を外せるのに、
文字が入ったら外せなくなっていたんです。

うーん……。

それって、数字か文字かという違いだけではないんですよね。

そもそも、どういう理屈で絶対値を外しているのか?

何に注目して考えればよいのか?

そこの根本が、まだ分かっていないということなんです。

動画では、具体的な数字を使って説明したあとに、

「だから、こういうことが言えるよね」

というところまで話しています。

単に、
「この問題はこうやって解きます」
で終わらせているわけではないんですよ。

でも、そこを飛ばしてしまったから、
数字の場合と文字の場合で話しがつながらないわけです。

結果、

「動画に同じ問題がなかったので、解けませんでした」

となってしまうわけです。

直接見ていないと、絶対に気づけなかった……

ちなみに、この子は決して不真面目な子ではないんです。

頭の回転も速い子ですし。

それでも、こういうことが起こるんですよね。

で、今回これに気づけたのは、
私がその場で直接見ていたからなんです。

動画を渡して、
「じゃあ、これで勉強しておいてね~」
で終わっていたら、この子は
絶対値の問題を解けないままだったかもしれません。

そのせいで、他の単元にも悪い影響が出ていたかもしれません。

その場で確認すれば1時間もあればマスターできたかもしれないものが、
1週間かかってもマスターできていなかったかもしれません。

改めて、自分がチェックできるシステムにしてよかったなぁ~
と感じました(笑)
自画自賛失礼しました……

動画×演習問題×山﨑チェックのトリプルチェック

この反転自学習講座は、
動画を見せて「はい、終わり」というものではありません。

これまで自分が生徒を見てきた中では、
自分もそうですが、動画だけあってもきちんと勉強できる子はほんの一握りです。

そもそも動画を見ない子がほとんどでしょうし、
見てくれていてもきちんと見ていない。

失礼な言い方かもしれませんが、
「きちんと学習できていない子が大半」
だと思っています。

だからこそ、

動画×演習問題×山﨑のチェック

のトリプルチェックの意味があるわけです。

やっぱり最後は、人の目が必要になる場面があるな~と。

動画を使って勉強していても、
本人がその説明をどう受け取っているかまでは、
動画だけでは分からないですからね。

一人で勉強していると、
途中で違う方向に進んでいても、
自分では気づけないことがあるんです。

だからこそ、勉強している途中を見て、
必要なところで声をかけられる環境が大事だと思っています。

今、これから始める講座の「プロパス数学ジム」も、
そういう環境にしたいんです。
というか、ようやく理想形ができたという感じです。

動画と演習問題を用意して、
あとは一人で頑張ってね、で終わりにさせない。

おかしな方向に進んでいたら、
その場で指摘して、一緒に確認しできるようにする。

今回のやり取りで、
改めてそこが大事だな~と思いました。

反転自学習講座、プロパスでは「数学ジム」という名でやりますが、
高校の現場で実証できているのが何より大きいです。

本当にこの講座の許可を出してくださった先生方には感謝でいっぱいです。

ということで、また興味深い出来事があればシェアしますね。
いつもお読みいただきありがとうございました。
それではまた別の記事でお会いしましょう。

オンライン理系専門塾プロパス
塾長 山﨑慎太郎
数学・物理担当&心理カウンセラー

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