どっちの子が【数学の力がある】と言えるでしょうか?「点数」だけでは測れないもの。

勉強法

近所のマックにて……

こんにちは。山﨑です。

今日はいつもより1時間半ほど早く、
マックにお邪魔しています。

そのせいか静かで作業しやすい感じです。

いつも2時間も居座ってごめんなさい…

今回は
どっちの子が【数学の力がある】と言えるか?
という話をしていきます。

100点満点のテストで

80点取れているから大丈夫!

40点だった…だから悪い

そんな指標で数学の力を見ていませんか?

もし、そうならば少々危険な見方かもしれません。

なぜでしょうか?

80点や40点という数字が
どういう基準で考えられているか?
によるからです。

特に定期テストの点数は
当てになるようで当てになりません。

例えばの話をしましょう。

例その1

高校1年生の【太郎】と【花子】の2人の生徒がいるとします。
(名前にひねりが無くてごめんなさい。共通テストに合わせました。)

この子たちは同じタイミングで大学受験を迎えるわけですが、

それぞれの環境がこんな感じで違います。

【太郎】
私立中高一貫校で定期テストは「教科書レベル中心」

テストの範囲は、前回の中間テスト後に習った内容から

【花子】

同じく私立中高一貫校で定期テストは
「問題集の中難易度~大学入試標準レベル」

テストの範囲は、
前の学年を含めてここまで習った全範囲

もうこれだけでだいぶ違いますね(苦笑)

ちなみに【太郎】のレベル感は、いま私が教えに行っている学校。
【花子】のレベル感は、昨年まで教えに行っていた女子中高です。

なので、実際に見てきたままの話を例にしています。

お分かりだと思いますが、
定期テストの内容・範囲が全く異なります。

なので、はっきりと言いますし、
自分のことを棚に上げて話しますが(笑)

【太郎】が80点であっても、
難関大学を目指す子からすると大した点数ではありません。

【花子】が80点だったとすると、
これは正直かなりすごいです^^;
言い方は悪いですが化け物級ですごいです。

仮に40点だったとしても、よく頑張ったと思います。

ということで、学校の基準によってテストの質が全然違いますので、

定期テストの点数そのものより、
「どんな内容のテストでどのくらい得点できたのか?」

に注視してほしいところです。

ただ、それだけでも良くはありません。

もう一つ例を出しますね。

例その2

今度は【太郎】と【花子】が同じ学校・同じ学年としましょう。
つまり、テストは2人にとって平等です。

ここで質問です。

期末テストの結果が、
【太郎】68点  【花子】84点

この2人、どっちが数学の力があるでしょうか?
※この場合の数学の力は、「難しめな問題を解く力」とします。

正解は……

分かりません。

パッと見では【花子】と言いたくなりますが、
本当にそうでしょうか?

これもテストの中身を見ないことには分かりません。

もし、このテストが
大学入試問題を含む思考を試すようなものであれば
【花子】の方が上でしょう。

しかし、このテストが
教科書レベル中心で応用問題がほとんど出ていない
としたらどうでしょうか?

【花子】の方が数学の力があるとは言い切れません。
【太郎】が計算をミスを多発して失点した可能性があります。

(これはこれで問題ですが……)

ということで、点数だけで判断するのは早いです。
きちんとその子の数学の力を判断するのであれば、

テストの中身は?
どういう失点の仕方をしているのか?
採点の基準は?

など、いろんなことを考慮して
数学の力を測る必要があります。

これは、本人だけに任せないほうが良いです。
特にケアレスミスで点数を落としている子は要注意。

何でもかんでも
「ケアレスミスしちゃって~^^;」
と言い逃れをしてきます。

そんな言い訳をしても本番は関係ありません。
そのケアレスミスで合否が左右されます。

きちんと自己分析ができていない子が多いので、
こればかりはキチンと見てくれる人にお願いするべきです。
数学なら数学を専門に、物理なら物理を専門にしている人
にお願いしましょう。

実際にうちの塾でも
テストおよび模擬試験の結果から分析しますが、
テストの問題や実際に書いた答案まで見て、
どのように進めていくか?を決めていきます。

決して、得点や偏差値だけで現状分析をしないようにしてください。

変な見方をすることで、
お子さんのやる気が失われたりすることが多々あります。
冷静な分析の元、希望が持てるアドバイスをしていくべきでしょう。

オンライン理系専門塾プロパス
塾長 山﨑慎太郎

(数学&物理担当&心理カウンセラー)

追伸

すご~くどうでもいいのですが、
昨日は朝から学校の上層部の方々との打ち合わせでした。
いろいろと思うこともありましたし、
私から言いたいことも言いましたが、
面と向かって話すことは大事だなぁ~
と改めて感じました。

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