〇〇さんがこの参考書を使っていたから、私も買いました。のその後……

勉強法

こんにちは。
久しぶりにデニーズに来ています。
そして、メニューの金額が上がっていることを
知ってびっくりしている日曜日です(笑)

今回は、

〇〇さんがこの参考書を使っていたから、
私も買いました。という子のその後……

という内容で書いていきます。

勉強しようとして参考書や問題集を買う際、

勉強ができる友だちが使っているもの
ネットの情報から決めた!という人は
多いのではないでしょうか?

もし心当たりがあるのなら、
この話はしっかりと聞いておいてください。

最近教え始めた高2の子がいます。
その子の面談をしていたときです。

今使っている参考書は?と聞いたのですが、
「青チャートを使っています」
と答えてくれました。

なぜそれにしたのか?と聞いたところ、
知り合いの勉強ができる子
どうやって勉強しているのか聞いたら、
「青チャートをやりまくっている」
と言っていたからだそうです。

人から刺激を受けて行動するのは
とても良いことです。
だからといって、
同じ参考書を使えばできるようになるか
というのは違います。

それであれば、青チャートを使った子は
みんなできるようになっているはず。

これは青チャートを批判しているのではありません。
この本自体はすごく良いものです。
よくぞここまで!というすばらしいものです。

ですが、この類の本を有効に使えるのは
使う人の力量によります。

有効に使える子は、
・数学が比較的好きで、
・自分から学ぶ意欲が十分にあり、
・ガリガリと取り組める

そんな子に限ります。

そういえば、対面の塾をやっていたとき、
おもしろい子がいることを思い出しました。
Kくんとさせてください。

Kくんは、近くの県立高校の生徒さんで、
高1の頃からうちの塾に来て、
英・数・物を受講していた子です。

最終的に現役で千葉大学の工学部に入りました。
(そういえば、うちの塾、千葉大合格率100%でした(笑))

そのKくんが高1の頃の話……

と思ったのですが、ちょっと話が長くなります。
Kくんは別の記事にさせてください<m(__)m>

そのKくんは数学が大好きだったので、
めちゃめちゃ青チャートみたいなのが合っていたんです。
もちろん授業も受けてしっかりと力をつけていきました。

なので、そういう子じゃないと
網羅系の参考書は厳しい
です。

実際に今回面談した子、
数学そんなに好きじゃないですし、
苦手意識が強いです。

「青チャート全然進まないでしょ?」
と聞いたら、
気まずそうに「はい苦笑」と言っていました。

なので、大幅に方針転換です。

模試の成績を見ると
相当基礎基本のテコ入れが必要。

志望レベルを考えると、
高2の今時点でややハイレベルなことをやりたいが
そこをぐっとこらえて基礎固め
という方向になりました。

問題集も薄い本に変更。
数学に対して苦手意識が強い子は、
まずはやり切らせることが肝要。

ただ、問題が一つ。
参考書でも問題集でもそうですが、
苦手な子はそのままやらせてもダメです。

なぜなら、解いてみるだけになって
ポイントがまとまっていかないからです。

そうですね、例えばその本に
100コ問題が載っていたとしましょう。
きちんとやれる子は、
1~10コ目で学んだ内容が、
別の問題に生かし解いてくれます。

こういう状況を私は
「つながる」
と言っています。

できる子は、
この「つながる」を自分でやりますが、
苦手な子はできません。

なので、面談した子は苦手なので、
ここから毎週の授業だけでなく、
問題集の進捗やポイントのまとめを
一緒にやっていく形になる
でしょう。
伴走しながらやらないと苦手な子は厳しいです。

まだ高2の段階で状況を知れたので良かったですが、
これがも少し遅かったら……
とても大変なことになっていましたね。

ということで、
〇〇さんがこの参考書を使っていたから、
私も買いました。
というのは危険ですよ~というお話でした。

やっぱり人それぞれです。
その子の性格や状況によって、
やるべきもの使うべきものは異なります。

そのあたりって、
やっぱりきちんと相談しないと
分からないですよね。

そして、1人でやるって難しいですよね~。
特に数学は。私は無理です(笑)

なので、安易に決めずにしかるべき人に
必ず相談をしてからやりましょう。

今回はここまでです。
いつもお読みいただきありがとうございます。

オンライン理系専門塾プロパス
塾長 山﨑慎太郎

数学・物理担当&心理カウンセラー

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おかげさまで体験授業はじめ通常の授業でも、「初めて数学が面白いと思った」といった声を頂いています。成績についても、模試の成績が偏差値20以上上昇した子もいます。
また、プロパスの大きな特徴の一つとして、定期的に対面での勉強イベントがあること。
普段はオンライン。春・夏・冬などの長期休みには、対面で徹底的に仕上げる。そんなオンライン塾。
他にも公式LINEを通して、質問・やるべきことのアドバイスなども行います。授業(オンライン・対面)+サポート全体を通して指導を体験しください。

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