本当は昨日描いていたものなのですが
上手くアップロードできずに今日になってしまいました。
とある高校のカフェスペースにて･･･
いつもこの場所には、朝の7:45あたりからいて
そこで授業の準備や教材作成、添削といったことや記事を書いたりもしています。
そんな感じで過ごしているところに、高校3年生の生徒が来ました。
高校1年生の頃に教えていた子で、私を見かけたらちょっとあいさつがてら声をかけに来てくれたのです。
「あっという間に受験生なっちゃったね～」と言いながら、
いろいろと近況を聞いてみました。
最初は特に何かを聞きたいという感じではなかったですが、
話を掘り下げているうちに、
あっ、それ困っていたんです･･･
と、実は悩みがあったことに気付いたわけです。
さて、その悩みとは？
受験生だけに限らず、ほとんどの中高生が陥りやすい悩みであり罠で、
これは、ちょうど前回の記事の内容になります･･････
この内容から少し付け加えてお伝えしていきます。
問題演習をすれば、必ず起こることがあります。
問題は解いてみたが解けない･･･分からない･･･
だから、解説を読む･･････
しかし、解説を読んでも
- これ、何をしたの？
- この式・条件はどこから出てきた？
- 何でこんなことをするの？
といった感じで、どうしてそんな解き方をしているのかが分からない･･･
そんなことが多々起こります。
残念ながら、解答解説を読んだだけでは分からないことが非常に多いです。
しかも、複雑な設定の入試問題であればなおさら。
そんな状況で、どんどん過去問を解いていっても大した効果はありません。
しかし、そのような感じで過去問演習してしまう受験生が後を絶ちません。
しかも、これは受験生に限った話ではないです。
中学生・高1・2生も参考書や問題演習をしているときに同じことが起こっています。
だから、問題演習した割にはできるようになっていない･･････ということが起こります。
問題演習をするときに、一番気を付けないといけないことがあります。
それは、解説を理解するだけで終わってはいけないことで
なぜ、そのように解いたのか？
という理由までしっかりと自分の中に落とし込んでいかないといけません。
数学ではよく、グラフとグラフの交点のx座標をα、βのように文字で置くことあります。
その内容の問題の質問が来たので、質問してきた生徒さんに何でα、βっておくの？
と聞きました。
そこで、スパッと答えが返ってくるとよかったのですが、
戸惑うばかりで明確な答えは出てきませんでした。
ということは、なぜα、βと置く必要性があったのか？を全く理解せずに解説を見ているわけです。
私からするとこれは
勉強したふり
をしているのにすぎません。
しかし、このようなケースはとてつもなく多いです。
しかも進学校で･･･
私の体感では10人に8人くらいこのような状況だと思います。
ですから、ほとんどの生徒さんが誤った問題演習の仕方をしているわけです。
そうならないためにも、その問題演習の結果をツッコんでくれる人が必要です。
当塾に通われている生徒さんならよく分かると思います。
なぜなら、すぐに私が
「ここ、何でこのような操作をしたの？」
「なんでこの方法が良いの？」
「なんで？なんで？なんで？」
とツッコんでくるからです(笑)
しつこーい！と思われているかもしれませんが、
これは絶対に必要なことです。
このツッコミをしっかりと乗り越え、自分の糧にできている子は着実にできています。
もちろん糧にしない子は伸びていきません。
本当にもったいないことしています･･････
話を元に戻しましょう。
今日私に話しかけてきてくれた高3生の子には、
解説を読むだけで終わらず
どうしてそうしたのか？
という理由を探せるようにすることを再確認してもらいました。
そして、1人だと限界があるから、
先生たちに質問するようにすること
ということを伝えました。
後は上手くやってくれることを祈るばかりです。
ということで、少し長くなってしまいましたが、
これは本当に大事なことなので、
1人でも多くの生徒さんが自分のやっている問題演習の仕方はまずいんだ･･･
ということを気付いてもらえればと思います。
周りの方にもどうかそのような人がいれば教えてあげてください。
それではまた
オンライン理系専門塾プロパス
山﨑
