近所のマックにて……
こんにちは。
オンライン理系専門塾プロパスの山﨑です。
先日、とある高校の【通信制】の子たち数名と話をしました。
この学校、全日制と通信制の2つのコースがあるのですが、
通信制の子たちとの接触があまりできていなかったので、
ちょっとした集会をやったんです。
集会と言ってもこちらが一方的に話すものではなく、
「座談会」のイメージで行いました。
そうすると……
本音が出るわ出るわでびっくりしました。苦笑
まず、通信制なので毎日通うわけではありません。
この学校では2つのコースがあり、
仮にAコース・Bコースとさせてもらうと、
Aコースの子は、週2回
Bコースの子は、週1回
学校に来ます。
ですが、行事の関係などで月によっては
1回しか学校に来ない……
そんなこともあるそうです。
学校に来る日には、
・勉強の進捗の確認
・授業
・テスト
などが行われます。
なので、普段は自宅でオンライン授業もしくは
市販の授業動画で勉強したり、
学校で出された課題をやったりだそうです。
そして、全日制と違い自由に使える時間が多いので
その時間でアルバイトや自分の好きなことをやっているそうです。
さて、本題に入りましょう。
この「座談会」で出てきた話の中で、
この2つが大きな問題になっていることが分かりました。
①勉強がついていけない
②全日制の生徒と関わりたくない
①については分かりやすかったです。
通信制に来る子たちの多くは、
小中で何らかの事情で学校に通うことが困難になった子です。
つまり、高校に上がるまでに習うべきものが
ごっそり抜けている……そんな状況なので、
高校の内容をやってもちんぷんかんになっている子が多いです。
この間も高校の2次関数の質問を持ってきた子がいたのですが、
いくつかグラフを書かせてみると、
そもそも「中1の比例反比例が全く分かっていない……」
ということが分かりました。
極端な例ではありますが、
こういう子、少なくないと思います。
なので、どんなに授業動画を見ようが、
全く頭に入っていかないわけです。
次に②です。
実はこの話が私にとってショッキングでした。
なんでしょう。
人間て残酷ですね
という一言です。
通信制の子たちが差別されているような感じを受けました。
なぜそのようなことになってしまうのかが
自分には理解ができないのですが、
実際に起こっているわけです。
例えば、ある球技の部活では、
同じ学校なのにこのボールは
「通信制の人は使用禁止」
みたいなことが書かれているそうです。
他にも、上履きの色が通信と全日で違うので、
上履きを見られたときの全日制の生徒の反応が
「あっ……(通信だ…)」
みたいな何とも言えない反応だそうです。
基本的には、通信の子たちは
通信制の建物から出ないのですが、
夏期講習や放課後に私たちのところに来て勉強するには
全日制の建物に行かざるを得ません。
そのときの
全日制の子からの視線が非常にきつい
とのことでした。
事前に通信制の先生方から聞いてはいましたが、
ここまでとは思いませんでした……
途中から言葉を失ってしまいました。
本来私たちの仕事としては、
全日制・通信制関わらず、一緒に勉強して伸ばしていこう！
という計画でした。
しかし、ここまでの負のイメージなのであれば
予定を変更せざるを得ないかなと思案中です。
本当は、午前中プロパスに通ってくれるといいんですが(苦笑)
契約上、こちらから誘えないのが残念です……
うちを上手く見つけてくれれば問題ないのですが。
うまく見つけてくれ！！！と祈りながら、
今日のお話を終わりたいと思います。
いつもお読みいただきありがとうございます。
オンライン理系専門塾プロパス
塾長 山﨑慎太郎
数学・物理担当＆心理カウンセラー
