「何が分からないのか?が、分からない」……それ、放っておいたら手遅れになりますよ。

勉強法

「で、何が分からないの?」
「いや、それが分からないんです……」

はい、出ました(笑)
このやりとり、ほんとに多いんですよ。

分からないところが分からない。
なのに、そのまま勉強を続けている。

普段のテストで困る。
受験でも困る。
……そりゃ、困りますよね。

「何が分からないか分からない」なんて、
よくあることです。

でもね、
よくあるから大丈夫、なんてことはないんですよ。

みんなそうだからって放っておくから、
ずっと困ったままなんです。

本当にマズいのは、「分かったつもり」で進むクセ

自習室で問題集のページを得意げにめくって先へ進もうとする男子と女子のイラスト

よく分かっていない。
でも、なんとなく分かった気になって、次へ進む。

ハッキリ言いますね。
それ、勉強した「つもり」になってるだけです。

しかも、これを続けると、
分からない内容が残るだけじゃ済まないんです。

確かめないまま、先へ進む。
そういう勉強のやり方が、体に染みついちゃう。

だから、後から立て直そうとして、
抜けている内容だけ教えても……
はい、また同じように進んでいきます(苦笑)

内容を埋めるだけじゃダメ。
勉強のやり方ごと変えないと、何も変わらないんです。

ここ、めちゃくちゃ大事です。

高3からの「取り返し」、正直かなりキツいです

夜の自習室で、山積みの参考書を前に頭を抱える高校3年生の男子と女子のイラスト

例えば、高3になってから、
数学を一からやり直さなきゃいけない。

しかも、部活が忙しくて、
勉強時間もろくに取れていない。

その状態で、
「今までの分を取り返したいです!」と。

……いや、気持ちは分かりますよ。
でも、ぶっちゃけ相当キツいです。

時間が十分に取れるなら、まだ何とかなります。
でも、他の科目もやらなきゃいけないですよね?

数学の内容をやり直して、
勉強のやり方も変えて。
その時間、どこから持ってくるんでしょう?

受験は、待ってくれません。

なので、数Ⅲ・Cまで使う理系の子なら、
高2の冬に入る前までには、
確かめながら進む勉強のやり方に変えておいてほしい。

これが、私の本音です。

分かってないのに、分かった気で進み続ける。
受験が目の前に来てから慌てても、
立て直す時間なんて、もう残ってないんですよ。

「何が分からないか、はっきりさせてから質問して」は無理な話

問題集の解説を一行ずつ指でたどる塾長と、途中で止まって考え込む生徒2人のイラスト

とはいえ、生徒に、
「何が分からないか、はっきりさせてから質問してね」
なんて言っても、まあ無理です(笑)

それができないから、困ってるんですから。

どこが分からないか自分で分かっているなら、
それはもう、かなり優秀です。

だから、こっちから探しに行きます。

問題集を持ってきて、
「なんか分からないです」となったら、
解説を一緒に見ていく。

「ここからこうなるのは分かる?」
「うん、分かる」
「じゃあ、ここからここは?」
「……分かんない」

はい、見つけた(笑)

もちろん、なかなか見つからないこともあります。
でも、どこで詰まっているかを探し当てる。
そこは、プロの仕事です。

ここは、生徒任せには絶対できないところです。

「はしごをかける」すぐには答えは教えません。

ノートに並べた丸を指して問いかける塾長と、ハッと気づく生徒2人のイラスト

で、ここからが、私が一番こだわっているところ。

見つけた場所を、
こっちが全部説明して終わり。
……これ、教える側は楽なんですけど、やりません。

それをやると、
本人が自分で気づくチャンスを、
こっちが奪っちゃうので。

だから、少しずつ問いかけます。

「じゃあ、ちょっとこんな話していい?」

と、問題集の外に出てみることもあります。

数列や整数の話なら、別の数字を並べて、
「こう並んでたら、ここはどうなってると思う?」
と聞いてみる。

反応を見ながら、もう一歩だけ聞く。

こっちには答えが見えていても、言わない。
君が自分で見つけることに、意味があるから。

少しずつはしごをかけて、
そこまで登ってきてもらう感じですね。

「何が分からないか分からない」で止まっていた子が、
自分で「ここが分からない」と言えるようになる。

そこまで含めて、
勉強のやり方を変えたいんです。

分からない場所を探すところから、付き合います。
だから、そのまま放っておかないでください。

取り返す時間があるうちに。
今のうちに、手をつけましょう。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。

オンライン理系専門塾プロパス
塾長 山﨑慎太郎
数学・物理担当&心理カウンセラー

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