かなり久しぶりの更新となりました……
最後にブログを書いたのが3月なので、
気が付けば半年ほど経っています^^;
書きたいことはいろいろあったのですが、
教材を作ったり、学校で授業をしたり、
動画を作ったりしているうちに、
こんなに時間が空いてしまいました。
また少しずつ書いていこうと思います。
さて、最近は通信制高校に通う生徒たちと
関わる機会がかなり増えました。
授業をするだけでなく、
実際に問題を解いてもらったり、
分からないところの質問に答えたりすることも多いです。
その中で、改めて感じていることがあります。
それが、
「数学の勉強をしない」のは、
「何をすればいいか分からない」
という子がかなり多いことです。
もちろん、
勉強する気が起きない。
面倒だから後回しにしてしまう。
そんなこともあると思います。
でも、本当にそれだけでしょうか?
実際に数学の問題を解いてもらうと、
最初の一問から手が止まってしまう子がいます。
問題文を読んでも、
何を使えばよいのか分からない。
公式は何となく覚えているけれど、
どう使えばよいのか分からない。
解説を読んでも、
途中の計算がなぜそうなるのか分からない。
そして、その分からないところを質問しようとしても、
「何が分からないのか分からない」
という状態になっています。
これでは、
一人で勉強を進めるのはかなり難しいです。
机に向かっても進まない。
教材を開いても手が止まる。
その様子だけを見ると、
「やる気がない」
「もっと自分から勉強しないと」
と思われてしまうかもしれません。
でも本人からすれば、
やらないのではなく、
やり方が分からない。
そんな状態なのかもしれません。
そして、もう一つ感じるのが、
高校数学で困っている原因が、
高校数学にあるとは限らない
ということです。
例えば、
展開や因数分解ができない。
方程式を解く途中で符号を間違える。
関数のグラフを見ても、
何を表しているのか分からない。
文章題になると、
全く式を立てられない。
こうした場合、
高校数学の問題集を繰り返すだけでは
なかなか改善しないことがあります。
原因をたどっていくと、
正負の数
文字式
一次方程式
比例・反比例
一次関数
など、中学数学の内容が
曖昧なままになっていることも多いです。
でも、高校生になると、
「いまさら中学数学なんて……」
と思ってしまいます。
本人だけでなく、
周囲の大人も、
「高校生なのだから、高校数学を勉強しないと」
と考えてしまいがちです。
気持ちはよく分かります。
ただ、土台が不安定な状態で
高校数学だけを進めても、
分からないことが増えてしまいます。
分からないから進まない。
進まないから、さらにやる気を失う。
そして、気が付けば
数学そのものを避けるようになる。
この流れに入ってしまうのが、
一番困るんですよね……
だから、まず必要なのは、
その子がどこで止まっているのかを
一緒に確認すること
だと思っています。
高校生が中学数学に戻ってもよいのです。
むしろ戻るべきです。
それは後退ではありません。
この先へ進むために、
抜けている部分を埋め直しているだけです。
そして、最初から全部を
やり直す必要もありません。
実際に問題を解いてもらえば、
ここはできている。
ここから怪しい。
この計算で止まっている。
ということが少しずつ見えてきます。
大切なのは、
難しい問題をたくさん解くことよりも、
「ここなら分かる」
「自分でも解けた」
というところを増やしていくことです。
数学は、分からない状態が続くと
本当に苦しくなります。
自分には向いていない。
どうせやってもできない。
そう思ってしまう子もいます。
でも、実際には能力の問題ではなく、
分からなくなった場所まで戻れていないだけ
ということも多いです。
数学が進んでいない子を見たとき、
すぐに「やる気がない」と判断するのではなく、
もしかしたら、
何をすればよいか分からないのではないか?
まずはそう考えてみてもよいのではないでしょうか。
次回は、
高校生が中学数学へ戻ることについて
もう少し書いてみようと思います。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
オンライン理系専門塾プロパス
塾長 山﨑慎太郎
数学・物理担当&心理カウンセラー

