解説を読めばわかるけど・・・・・・解けるようにならない。そんな状況から卒業する方法

勉強法

近所のデニーズにて・・・・・・

今回は、解説を読めばわかるけど・・・・・・解けるようにならない。
そんな状況がずっと続いている生徒さんやそのことを心配するおうちの方に、
そんな苦しい状況から卒業する方法をお伝えします。

私山﨑自身も、受験生時代はこの事で悩みました。
分かるんだけど、いざというときに解けないわけです。
案の定、模擬試験ではボコボコにされていました(笑)
しかも数学・・・・・・苦笑

そんな状況から卒業できたのは?ということでお伝えしていきましょう。

まず、解説を読んで「あ、そういうことか!」と理解できるのは、実はすごい進歩なんです。
以前は全く意味が分からなかった問題が、
「解説を読むことで理解できるようになった!」
というのは、確実に力がついている証拠。

以前の自分と比べれば、確実にステップアップしていると言えるでしょう。
「前はチンプンカンプンだったのに、今は理解できる!」という経験は、
自信にもつながります。
だから、「解説読めばわかる」という段階まで来ている自分を、まずは褒めてあげましょう。

でも、残念ながら「解説を読めばわかる」だけでは、
テストで同じような問題が出た時でさえに、解けないことが多いんです。

一体なんででしょう?

それは、「わかる」と「できる」は違うから。

例えるなら、自転車の乗り方の説明書を読んだだけで、実際に自転車に乗れるようにはならないのと同じです。頭で理解しただけでは、体(ここでは問題を解く力)がついてこないんですね。

「解説を読めばわかるのに解けない」という人が抱える大きな問題、それは…

「わかったつもり」

になってしまうことなんです!

解説を読んで理解することで、自分はできるようになったという錯覚を持ってしまうんです。

解説を読んで「なるほど!」と理解した瞬間、脳は「できた!」と錯覚してしまうことがあります。
「わかった」という満足感で終わってしまい、実際に手を動かして実戦することを怠ってしまうのです。

これは、勉強において非常によくある落とし穴。まるで、映画を見て感動しただけで、自分がその映画の主人公になったような気分になるのに似ていますね。

では、どうすれば「わかる」を「できる」に変えられるのでしょうか?
大切なのは、解説を読んだ後、さらに深く掘り下げること。
具体的には、以下の点を意識してみましょう。

  • なぜその解き方をするのか?: 解説に書いてある解き方をただ覚えるのではなく、「なぜこの方法で解くのか?」を考えることが大切です。公式や定理を使う場合、その公式や定理がどのような状況で使えるのかを理解することで、応用問題にも対応できるようになります。

  • 自分に欠けていたものは何か?: 問題を解けなかった原因を分析することも重要です。「公式を覚えていなかった」「計算ミスをした」「問題文の読み間違いをした」など、具体的な原因を特定することで、次に同じ間違いをしないように対策を立てることができます。

  • 自分の言葉で説明してみる: 解説を読んだ後、友達や家族に説明するつもりで、自分の言葉で説明してみましょう。人に説明することで、自分が本当に理解できているかどうかを確認することができます。もし説明につまるところがあれば、そこがまだ理解できていない部分だということです。
  • 類題を解いてみる: 解説を理解したら、同じような問題をいくつか解いてみましょう。実際に手を動かして問題を解くことで、「わかる」が「できる」に変わっていきます。

つまり、解説を読んだ後が本当の勉強の始まりなんです!解説はあくまでヒント。
そのヒントを元に、自分自身で深く考え、練習することで、初めて「できる」ようになるのです。

今回の話をまとめると、「解説を読んでわかる」のは良いことだけど、
そこで満足せずに、
なぜそうなるのか?
自分は何が分かっていなかったのか?を
しっかり分析することが大切。
ぜひ、この方法を試して、テストで実力を発揮してもらえればと思います。

それでは、今回はここまでです。
いつも読んでくださりありがとうございます。

オンライン理系専門塾プロパス
山﨑

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