少し前の話になります。
時系列が1か月ずれてますが
気にせずお読みいただけたらな~
と思っています。
今日は我が子(小学生)たちの運動会当日なのですが、
いままさに雨が降り始めてきました……
霧雨なのですが、着々と強くなっている気がします。
ですが、中止の連絡はまだない……
えっ、やるの?
って感じでこれを書いています。
先日、うちの塾生の高2の子から
少し前に受けた河合塾高2模試の結果が送られてきました。
その結果を見て感じたことは、
「悔しい」
の一言でした。
まず全般的な状況は悪くないです。
国語はちょっとへこんでいましたが、
英数ともに偏差値が70弱でした。
本人的には、
まあ何とか耐えたな~
という感じだったようで、私も同感です。
できれば偏差値70を超えていると
なおよかったかなと思っています。
「悔しい」と思ったのは、
数学の偏差値が英語に負けたこと(笑)
数学の偏差値は68.6だったのですが、
英語が気持ち上でした。
そんなことで悔しい気持ちになってしまったわけです。
まあ、そんなことで悔しがっていてもしょうがないので、
今回の模試の結果を踏まえて分析をしていきたいと思います。
もちろん数学の話です。
今回の模試は、
必須問題が150点・選択問題が50点
の計200点満点のものになります。
(記述はほとんど200点満点で実施)
この子は、必須問題については偏差値70を超えていました。
対して選択問題がへこんでいたんです。
ちなみに、選択問題はすべて「記述式」です。
(必須問題は答えだけ+記述)
実際に答案を見るまでは、
・見当違いのことをしているのでは?
・公式が抜けた?
・計算間違いをして進まなくなった?
などを想定していたのですが、
その予想は覆りました(笑)
この選択問題、
(1)~(4)まであって、計50点。
この子は
(1) 〇
(2) 〇
(3) 〇
(4) × ←ここ
こんな状況でした。
(1)~(3)までは28点ありましたから、
(4)の22点を丸々落としていることが分かったのです。
「記述式」なので、
部分点などがあってもよいはずなのですが、
全く入っていませんした。
答案を見ると、
しっかり書いているんです。
ですが、×。
中身が見当違いのことを書いているのか?
と思ったのですが、
そんなこともない
という状況でした。
さすがにこの採点には首をかしげる内容でした。
かわいそうに。
ここで少しでも得点できていれば、
偏差値70は届いていたでしょうに。
とはいえ、どうこう言ってもしょうがないので、
この悔しさをバネに次に向けてがんばろう!
という感じに落ち着きました。
まあ、良くあるんですよね。
この採点基準どうなの?ということが……
ここまで説明できて0点はなくないか?みたいな(笑)
私の方が腹が立ってしまいました苦笑
でも、今回の模試を受けて、
答案を見て課題が見つかりました。
それは、
「何をしていくのか?きちんと説明すること」
です。
生徒さんによくありがちなのですが、
式変形ばかり先行して、
肝心な説明が後回しになりがちです。
「〇〇〇という考えで解いていきます」
みたいにきちんと自分がやろうとしていることを
最初にきちんと明示しておくことが非常に大事です。
そうすることで、採点者も
「あぁ、この子はこういうことがしたいんだな」
というのが分かるので、
変な採点の仕方が起こりにくいはずです。
あとは、全体の方針をきちんと決めておくと、
解く側も進めやすいですよね。
この子は、書いていないわけではなかったのですが、
最初に式変形について書かれていました。
自分もパッと見たとき、
「いや、確かにそういう風に変形できるけどなんで?」
という気持ちになりました。
終盤の方で、
「あっ、そういうことか~」
と分かったんですが、
これが最小に来ていると違ったかもしれません。
答案の書き方ひとつで、
相手に与える印象はだいぶ違います。
「記述式」で行う理由は、
「採点者にきちんと説明できているか?」
を見ることです。
決して独りよがりな答案にならないようにしましょう。
それではまた。
オンライン理系専門塾プロパス
塾長 山﨑慎太郎
(数学・物理担当&心理カウンセラー)

